どうやって進めるの?


たんていくんは、とにかく他のゲームとちっとも似ていないので、どうやって進めればいいのかよく分からないワン。
ひとまずプロローグ部を見終わって…その後は町中に放り出されてしまって、何をしていいのか分かりません。
博士、どうしてこんなに意地悪な作りなんですか?


はっはっは!(笑)別に意地悪ではないぞ。
しかし、捜査開始にあたって何をすればいいか…それは簡単に教えるわけにはいかんぞ。


どうしてですか?


それを考えるのも、たんていくんの面白さの一つだからじゃよ。
この問題は事件解決その物とは別だが、よく考えてごらん。
あるゲームを起動した。やり方がよく分からない。マニュアルにも具体的なゲームの進め方は記述されていない。作者に問い合わせても、即座に回答が得られるとは限らない。
さあ、こんな時どうする?


推理だ!
そうだ、調べて分からなければ考えますね。
これまでの自分の経験から計算出来るかもしれませんし、それがだめならその時こそ「推理」の出番ですね!


そうじゃ。
判断材料が乏しい時こそ、推理力が役に立つんじゃ。
クイーンに代表されるような、推理に必要な全てのデータが我々に開示されるケースは現実の世界では稀じゃ。
計算出来ない時にこそ、推理はその独特の強味を発揮するんじゃよ。
これはごく当たり前の事で、程度の差はあっても、誰でも毎日普通に行っている事じゃ。推理は別に推理小説の中だけの物ではないんじゃ。
独り暮らしでなければ、帰宅する途中で「今日の晩のおかずは何かな?」と考えたりするじゃろ。これも即ち推理じゃよ。おかずを計算によって的中させる事は極めて困難じゃ。しかし、推理なら俄然可能性が出てくる。


そういえば、分厚い本格推理小説を読む時、早々に逮捕された容疑者がいても「こいつは真犯人じゃないな」と誰しも考えたりします。
博士、こうして改めて考えてみると、推理って予想以上に面白いですね。結構奥が深いワン。


そうじゃろ。
恐らく、ミステリファンのみんなですら、推理の魅力のほんの一角しか認知していないと思うぞ。
私は推理の面白さをもっと知って欲しいんじゃ。


だったら博士、やっぱりゲームの進め方を教えて下さいよ。
別に減る物じゃないし。
このコーナーを見る人は、きっと自力で考えてみたと思いますワン。
それでもだめだったからここを見ようと思ったんじゃないでしょうか。
だったら、やっぱり教えないのは意地悪ですワン。


そうかのう…。
今のポチ君の話、私にはどうもピンとこないんじゃが…。


それに、たんていくんに興味を持つ人が誰しも推理のエキスパートとは限らないと思いますワン。
今回初めて推理という物に触れて、興味を感じた人だっていると思いますよ。
初心者に対して、ある程度の指針を与えるのは間違ってないと思うんですワン。


しかし、解き方を教えたら、それだけゲームの面白さが減ってしまうぞ。


推理の専門家を喜ばせようという、博士の開発意図はよく分かります。でも、やっぱり敷居は低くしないと。
何といっても、今回公開したのは第一弾なんですから。
宣伝のためにも、いくらかヒントをサービスしてもいいと思いますワン。


むむう。
確かに、たんていくんを多くの人に理解してもらいたいのは事実じゃが…。


困った時はお互い様ですワン。
世の中にはゲームの攻略本がたくさん出回っているんですよ。
例えそれらからヒントを得てゲームをクリアしても、そのゲームの真の面白さに少しでも触れる機会は必ずあると思いますワン。
そして次の機会には、今度は自力で解くぞ!という気持ちになるかもしれませんよ。
大まかなゲームの進め方を教える程度なら、皆の楽しみを奪う事にはならないと思いますワン。


やけに熱心じゃな。何だかポチ君、みんなの側について点数稼ぎしているようにも見えるんじゃがの…。


気のせいですよ。(大汗)
ワシは誰とでも友達ですじゃ。


いったいどこの出身なんじゃ?


ただでとはいいません。
笹2割アップでどうですかワン?




よし、分かった。それじゃ説明しよう。
ただし、次のページでじゃ。それに、あまり詳しくは話さんぞ。
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