迷宮倶楽部PRODUCTS FAQ


	どうやって進めるの？
		さて、ポチ君はゲームの進め方が分からないという。実はな、それと同じ主旨のメールがたくさん寄せられてるんじゃ。
		やっぱりそうですかワン。
		しかし、これは実に不思議な話じゃ。今時のＲＰＧ・ＡＶＧは高度かつ複雑に進化していて、コマンドの種類もボタンの数もかなり増えておる。これに対し、たんていくんは高い自由度を誇りながらも、操作系は非常にシンプルじゃ。少なくとも、冒頭でプレイヤーに与えられている選択肢は一般のゲームよりはるかに少ないぞ。その中からどれかを選ぶだけじゃ。ゲームを進める方法なんて、それ以外にあるわけはないじゃろう。ちっとも難しくないし、複雑でもない。
		そうか…。確かにそうですワン。一般のゲームの解法が利用出来ないから、どうしていいか分からなくなるんですね。落ち着いて考えればいいんだワン。推理を長年愛好してきた者としては、ちょっと恥ずかしいワン。
		それでは、もう少し具体的に見ていくか。プレイヤーに与えられているコマンドやボタン類はどんな物じゃ？それによって何が出来るかの？
		えーと… ●地図を見る。さらに目的地を選択する。 ●電話帳を見る。 ●新聞を見る。 ●移動する。 ●話を聞く。「対決する」というのは、最後の最後で使う物でしょうから、これを除外すると以上ですね。
		このゲームは、プレイヤーのどんな行動に対しても一切リアクションを返さない。返せば、それは「ストーリー」になるからの。たんていくんはストーリーを持たないんじゃ。ならば、「電話帳」と「新聞」に関しては、見るというか、単に読む以外に使いようがないと考えられるじゃろ。そして読んだからといって、ゲームが何か反応するわけでもない。では、電話帳や新聞は何のためにあるんじゃろう？プレイヤーを惑わすだけのトラップじゃろうか？
		うーん…それは…そうだ！プレイヤーが次の行動を決めるための判断材料となるのでは？電話帳や新聞から何かの情報を得られるとすれば、それによってゲームが変化するわけではないんだワン。変化するのは、プレイヤーの方だワン！！
		おっ、鋭いなポチ君。その通りじゃ。もう少し頑張って考えてごらん。では、この変化はプレイヤーに何をもたらすかな？
		ええと…あくまでゲームの中に限定して考えればいいんだから、その変化、つまりプレイヤーが得た情報は結果として電話帳・新聞以外のコマンドに反映されるはずですね。しかも、能動的に動かない限りこのゲームは進まないのだから…。
		そうじゃよ。そうやって考え進めばいいんじゃよ。実社会でみんなが毎日行っている判断と全く同じじゃ。このゲームを進める方法は実に単純じゃ。「移動して、話を聞く」…たったこれだけじゃ。さっきポチ君がいったように、犯人を特定したら、あとは王手をかければいい。普通のゲームと違うのは、「移動して、話を聞けばいい。しかし、それでもなおゲームは何も変わらない」という点じゃ。
		「移動」と「証言を聞く」、この２つの行為によってもたらされる変化も、またゲームではなくプレイヤー自身に生じるんですね。つまり、別にゲームを進めようと考える必要はないという事ですね。プレイヤーは単純に「犯人は誰なのか」という事を考え、探ればいいんだワン。
		そうじゃ。語弊があるかもしれんが、たんていくんは「ゲームを解く」事に拘泥する必要は全くないんじゃよ。そうではなく、「事件を解く」事を考えればいいんじゃ。どんな方法でも構わないんじゃよ。プレイヤー自身に犯人が分かれば、このゲームは自動的に解けるわけじゃ。ゲームが始まってすぐでもいいんじゃよ。何らかの推理によって真相が看破出来たなら、一切の手順を省略していきなり犯人を指摘してもいいんじゃ。正解なら、それでクリアじゃ。
		なるほど。日常的にはごく当たり前の事ですけど、これをゲームで実現したというのはあまり前例がないのでは？たんていくんの独自性が分かってきたワン。
		製作に要する労力を別にして単に理屈だけでいうと、技術的にはむしろ簡単じゃ。単純といった方がいいかな。特に革新的な物ではない。ただ、今までこの手法を採るゲーム作者はほとんどいなかったんじゃ。
		分かります。「物語を読ませる」という目的が、それでは実現出来ないからですね。自由行動を認めると、ストーリーを追わせる事が出来ないワン。普通のＲＰＧやＡＶＧは基本的に物語を楽しむための物ですから、これでは良くないですね。
		どうじゃ？もうこれ以上のアドバイスは必要なかろう。しかし、新聞をわざわざ別ファイルにしたのはちょっとやり過ぎたかもしれんな。これでは「印刷してじっくり読めば何か分かるぞ」と露骨に教えているような物じゃ。ただし、そこから得られるのが事件を解決する直接的なヒントかどうか、それは別問題じゃな。念のためいっておくと、繰り返しになるがこのゲームにはクリアするために絶対に必要な手順という物は存在しない。だから新聞を読まなくても、他の方法で解く事も可能じゃよ。
		たんていくんって、見た目は悪いけど内容は結構スゴイですワン。とにかくやみくもに動き回らず、じっくり考えて一発で攻略したいですね。
		そういってくれると私もうれしいぞ。考える事の面白さを再認識してくれれば、きっと毎日が楽しくなるはずじゃ。


	どうやって進めるの？
		さて、ポチ君はゲームの進め方が分からないという。実はな、それと同じ主旨のメールがたくさん寄せられてるんじゃ。
		やっぱりそうですかワン。
		しかし、これは実に不思議な話じゃ。今時のＲＰＧ・ＡＶＧは高度かつ複雑に進化していて、コマンドの種類もボタンの数もかなり増えておる。これに対し、たんていくんは高い自由度を誇りながらも、操作系は非常にシンプルじゃ。少なくとも、冒頭でプレイヤーに与えられている選択肢は一般のゲームよりはるかに少ないぞ。その中からどれかを選ぶだけじゃ。ゲームを進める方法なんて、それ以外にあるわけはないじゃろう。ちっとも難しくないし、複雑でもない。
		そうか…。確かにそうですワン。一般のゲームの解法が利用出来ないから、どうしていいか分からなくなるんですね。落ち着いて考えればいいんだワン。推理を長年愛好してきた者としては、ちょっと恥ずかしいワン。
		それでは、もう少し具体的に見ていくか。プレイヤーに与えられているコマンドやボタン類はどんな物じゃ？それによって何が出来るかの？
		えーと… ●地図を見る。さらに目的地を選択する。 ●電話帳を見る。 ●新聞を見る。 ●移動する。 ●話を聞く。「対決する」というのは、最後の最後で使う物でしょうから、これを除外すると以上ですね。
		このゲームは、プレイヤーのどんな行動に対しても一切リアクションを返さない。返せば、それは「ストーリー」になるからの。たんていくんはストーリーを持たないんじゃ。ならば、「電話帳」と「新聞」に関しては、見るというか、単に読む以外に使いようがないと考えられるじゃろ。そして読んだからといって、ゲームが何か反応するわけでもない。では、電話帳や新聞は何のためにあるんじゃろう？プレイヤーを惑わすだけのトラップじゃろうか？
		うーん…それは…そうだ！プレイヤーが次の行動を決めるための判断材料となるのでは？電話帳や新聞から何かの情報を得られるとすれば、それによってゲームが変化するわけではないんだワン。変化するのは、プレイヤーの方だワン！！
		おっ、鋭いなポチ君。その通りじゃ。もう少し頑張って考えてごらん。では、この変化はプレイヤーに何をもたらすかな？
		ええと…あくまでゲームの中に限定して考えればいいんだから、その変化、つまりプレイヤーが得た情報は結果として電話帳・新聞以外のコマンドに反映されるはずですね。しかも、能動的に動かない限りこのゲームは進まないのだから…。
		そうじゃよ。そうやって考え進めばいいんじゃよ。実社会でみんなが毎日行っている判断と全く同じじゃ。このゲームを進める方法は実に単純じゃ。「移動して、話を聞く」…たったこれだけじゃ。さっきポチ君がいったように、犯人を特定したら、あとは王手をかければいい。普通のゲームと違うのは、「移動して、話を聞けばいい。しかし、それでもなおゲームは何も変わらない」という点じゃ。
		「移動」と「証言を聞く」、この２つの行為によってもたらされる変化も、またゲームではなくプレイヤー自身に生じるんですね。つまり、別にゲームを進めようと考える必要はないという事ですね。プレイヤーは単純に「犯人は誰なのか」という事を考え、探ればいいんだワン。
		そうじゃ。語弊があるかもしれんが、たんていくんは「ゲームを解く」事に拘泥する必要は全くないんじゃよ。そうではなく、「事件を解く」事を考えればいいんじゃ。どんな方法でも構わないんじゃよ。プレイヤー自身に犯人が分かれば、このゲームは自動的に解けるわけじゃ。ゲームが始まってすぐでもいいんじゃよ。何らかの推理によって真相が看破出来たなら、一切の手順を省略していきなり犯人を指摘してもいいんじゃ。正解なら、それでクリアじゃ。
		なるほど。日常的にはごく当たり前の事ですけど、これをゲームで実現したというのはあまり前例がないのでは？たんていくんの独自性が分かってきたワン。
		製作に要する労力を別にして単に理屈だけでいうと、技術的にはむしろ簡単じゃ。単純といった方がいいかな。特に革新的な物ではない。ただ、今までこの手法を採るゲーム作者はほとんどいなかったんじゃ。
		分かります。「物語を読ませる」という目的が、それでは実現出来ないからですね。自由行動を認めると、ストーリーを追わせる事が出来ないワン。普通のＲＰＧやＡＶＧは基本的に物語を楽しむための物ですから、これでは良くないですね。
		どうじゃ？もうこれ以上のアドバイスは必要なかろう。しかし、新聞をわざわざ別ファイルにしたのはちょっとやり過ぎたかもしれんな。これでは「印刷してじっくり読めば何か分かるぞ」と露骨に教えているような物じゃ。ただし、そこから得られるのが事件を解決する直接的なヒントかどうか、それは別問題じゃな。念のためいっておくと、繰り返しになるがこのゲームにはクリアするために絶対に必要な手順という物は存在しない。だから新聞を読まなくても、他の方法で解く事も可能じゃよ。
		たんていくんって、見た目は悪いけど内容は結構スゴイですワン。とにかくやみくもに動き回らず、じっくり考えて一発で攻略したいですね。
		そういってくれると私もうれしいぞ。考える事の面白さを再認識してくれれば、きっと毎日が楽しくなるはずじゃ。